惑星探査機 フェザー フランゴ号から、最新のデータが飛び込んできた!
ミヨシたちは、にわかに ざわめく
それは 、探し求めていた地球と、80%以上という高い確率で 一致する、惑星の発見情報だった!
「あー🎶 なんだかワクワクするよ! 早くみんなに話したい!」
スクリーンを見上げて、目を輝かすミヨシ
デスクにはリパーダ、タニア、ドグが並ぶ。 三人も、嬉しそうなミヨシを見て 微笑む
「 明日の夕方には次のデータが届くから、それを踏まえて、星系の照合や詳しい鑑定 結果が出せるだろう! みんなが帰ってくるまでには ハッキリするよ 」
「 本当に きれいな星ですね!」
「 そうだなぁ~」
(これがスズカさんの故郷かもしれないんだなぁ💕)
四人はフランゴが送信してくる惑星の映像を見つめる
「 本当に地球だったら、シップで、デデーンって現れるのは絶対、ヤバイからね!フラッシュピット〔移動装置〕とかで、そっと行かせてよ!💦」
ナビゲートされたのはXワール、
ここからは、遥か遠い未知の領域だ
「 フォールス アースを思い出すね、今回は、そう おいそれと行ける距離ではないけど。」
リパーダはポツリと言う
「 うん、それ言おうと思ってた! 遠くまで旅してさ、また違ってたら…」
「 だから、しっかり調査して、万全の態勢で挑もう! 今度こそ、ミヨシたちの故郷だといいね!」
それが 別れを意味する事だとしても…
「 うーん 💧 」(でもぉ、考えたら、そんな単純じゃないかも💧 今更 戻って どんな暮らしをするんだろう… 果たして、同盟に 私の席は残っているんだろうか? 💦)
月日の流れは色々なものを変えてゆく。
ミヨシは、ここの生活にすっかり馴染んでしまっていた、なにも知らなかった頃には 戻れない…というか、戻りたくないというか…。
砂浜に、大きなパラソル。
ビーチチェアーには、仲良く並んで身体を投げ出すルフィーとミレイユがいた。
クルーザーでイルカと戯れ、魚を追い回し、浅瀬ではシュノーケリング、サンゴ礁や白砂の海底、色とりどりの魚たちを観察し、楽しい一日はあっという間に過ぎた、最高のocean vacation 🏖️ だったはずだが
「 ……。」ふーっ。
しかし、ミレイユのはしゃぎっぷりは、少し度が過ぎているように思えて、ルフィーはいまいち 手放しで喜ぶ気にはなれない
クレイン『 贅沢いうな! ミレイユがお前の隣に居るだけでも、素直に それを喜んだら どうなんだ!』
小さな妖精のクレインがルフィーの頭上をちょこまかと飛び回る
「うるせーな!」しっしっ
あっち行け!
もっとも本物のクレインは、レイラの腕の中で ポーッとなってしまって、そんな事 言う余裕もないでしょう
クレイン『なにぉ💦勝手なこと言わないで~』
「 ヒッヒッ」
あとで聞かせろよ😃
波は穏やかに打ち寄せては返す、ビーチは、オレンジ色に染まりつつある
「 …楽しかったわね 」
夕日に照らされるミレイユの横顔は何やら寂しげだ
「ああ、まぁな💧 」
浮かない返事をする
本当に楽しかったのかよと聞きたくなるが、聞けない
「?… なぁに?ルフィー、楽しくなかったの?」
ガバッと起き上がって、じっとを見る
「 いや、楽しかったけどよ …」
「 けど、なによ!まるでレイラみたいね!」
そう言われても 困ると、そっぽを向くルフィー
「…ふん💨 どーせ私とじゃ そんなに楽しくなかったんでしょっ」
いつも あまり楽しそうにしないユーリの事を思い浮かべ、ミレイユは鼻息を荒くする
「 はぁ? んなことねぇよっっ 💦オレはお前が… その何て言うか 」
「私が? なんなの? 」
私がユーリに相手にされてなくて かわいそうだから?
さらに、じーっと見つめる
「…💧 だから、お前が…💦 要するに、 …そう、お前が、楽しく笑ってりゃ オレは別に 」
ミレイユは海の方に視線を戻す
「… いいのよ、そんな気を使ってくれなくても…。」
「ちがう!! だから、オレはっ!」
( お前の事が…💦)
頭の中ですら、その一言が言えない
「 わかってるわ 」
「 え!」 わかってるのか!
「 みんなが私に気を使ってくれていること。本当はスズカの言う通りだもの 」脈なしなのよね
「…💧ケッ 」(なんで、あんなヤロー! どこがいいんだよっ! )はあ
ドヨーンとしたものを二人で仲良く漂わす(´-ω-`)
「… 初めて好きになった人は死んじゃうし、次に付き合った人は元カノが忘れられず、私はただの代わりでしかなかった。 そして、運命的な出会いだと思った 、あの人には 婚約者がいて、しかも、なんとも思われていないなんて… ううん、むしろ 嫌われてるかも(TДT) 」
ミレイユは 独り言のようにぼやく
ルフィーの存在など、まるで無いかのようだ
「… そんなん わかんねぇだろ💦 あいつに ちゃんと言ってねぇんだし… 今度、かるーく言ってみりゃいいじゃん-w はぁ! さぁて、行くかっっ!」
ルフィーは、そそくさと立ち上がった
「 もう、いくの?」
これ以上、ミレイユの切ない恋心は聞きたくない
「 ああ💦ビーチも満喫したし、 撮影も十分だろ! 先にスタンプ取っといて良かったな! ちゃっちゃと帰って、風呂でも入ろうぜ!」
「 …私は まだここにいたい…。ルフィー、先に帰れば? 」
「 お前を残して、オレだけ帰れるか! 悪魔のレオンにぶっ殺される💦 」
「 レオンには ちゃんと言っておくから大丈夫! 」
ルフィーは座り直す
「 お前がなんて言おうと、オレはぶっ殺されんだよ。 なぁ、行こうぜ!タロ アイランドの風呂はスゲーらしい!」
知りもしないで言ってます(^。^;)
「今、そんな気分じゃないわ 」
「(>o<") 💦 どーしたいんだよ 」
他の女であれば、くそめんどくせーと放置して帰るところだが、相手がミレイユでは、それもできない
「分からないわ…でも、まだ帰りたくないの。 Σ あ、夕陽が沈むわよ~、すごく きれい💕 海の中に溶けていくみたい 」
「…💧 ああ、そうだな…」
( 頼むわ~ オレも溶けて帰りて~)
ルフィーの願いも空しく、というか、どーでもいいらしく ミレイユは、ただ、ユーリを思って 沈む夕陽を切ない眼差しで 見つめている
ルフィーは仕方なくビーチ チェアーに沈みこむ
“モォォオオ~ーーー!モォォオオ~ーーー! モォォオオ~ーーー!!”
おかしな着信音で、ミレイユのシムが鳴る
「 あ、レオン! 」ピッ
エアウィンドウを開く
『 はぁい! 楽しんでる?お二人さん!』ニッコリ🎵
「 💦ええ!とってもたのしかったわ!色んな映像が撮れたの❗️見せるのが楽しみよ!ねぇ、ルフィー 」
わざとらしい明るい表情で 手を振るミレイユ
「…💧ああ、ご機嫌だぜ」
( しかしタイミングよすぎだ さては また悪趣味な覗きか? )
瓦礫の夜桜会が頭をよぎる
あの時もレオンはバッチリみんなをモニタリングしていた
『-w それはよかったわ!』
ルフィーが “ご機嫌” とは程遠い顔をしているものだから、レオンは笑いを堪《こら》えるのに必死だった
『 ねえ、ついでにそこの wing タワーホテル🎶 💕 私たち、まだメイ神殿だし、時間あるから、ちょっと覗いて来たら どうかしら!』
「 え?」となる二人
ルフィーのほうは ゲッというのが正しいかもしれない
『 あのね(人´ з`*)♪ 最上階の温水プールから見える夜景は素晴らしいし、地下2階の水中レストランなんて、お食事しながら、お魚が泳ぐ姿を見られるんですって! 何より ラウンジで、夜の海を眺めながら飲む お酒はきっと最高よ! 』
「(^o^)❤️♪ 私っ、ラウンジ気になってたの!」
『あら!すっごく オシャレなカクテル、作ってもらえるって✨ そこ!』
「ほんと?!」😃🎶
飲みまくりたかったのーーーぉー!
ルフィーは大変な形相でレオンを睨む
「 (;-Д-)💦 けどよ! マ・セローに帰ってから飲んだ方がいいんじゃねぇーの? ゆっくりできるしよ!」
「 💢 なぁに!ルフィー帰りたいの?!」
「 そ、そんなことはねぇけど…💦」
いや、帰りたいけどォォー~ー💦
『じゃ、決まり! 楽しい夜になりそうね!
オーシャンビューで、美味しいカクテルを片手に、 ナーチにカンパーイ!! 🍸✨🍸 してちょうだい💓 レストランの予約もしておくわ!
しっかりリサーチお願いね!
うふっ』
言い終わると、ブチッと切れる、いつもの事だ。
「 うふじゃねぇ!おい!」💦
「 ねぇ💕 さっそく 行きましょう! あれみて!素敵なテラスよ!」
水着で行けるのかしらぁ と上着を羽織って、パレオをまく
「😖⤵️ ああ~、まったく💨 すてきだな… 」
くそーっ!レオンの野郎おぼえとけ!!